ニキビの原因

ニキビは皮膚疾患のひとつですが、その原因は実は単純なものだけではありません。アクネ菌の繁殖や洗顔方法、睡眠不足、疲れ、ストレス、不摂生、遺伝、男性ホルモン値が高い、化粧品が合わない、便秘など、色々な問題が関係し合ってニキビができている場合も少なくないのです。

原因が複雑に絡み合うと、ホルモンバランスの乱れたり、体調不良になってしまい、さらに肌へのダメージが大きくなってしまうこともあります。ニキビの原因は、思春期ニキビと大人ニキビでも違いがあるので比較してみましょう。

思春期ニキビの原因の多くはアクネ菌の繁殖です。皮脂が過剰に分泌されることにより、毛穴が詰まったり汚れたりしてしまうのです。一方大人ニキビの場合は、現代社会の問題がニキビとも関係しており、疲れやストレス、睡眠不足が重なるとニキビができやすい肌になってしまいます。

このようなニキビができる原因には色々なものがありますが、その中で「便秘」が原因となることを知らない人もいます。便秘が続くと腸の中の悪玉菌が繁殖して有害物質を発生し、毒素の排出が行われなくなるので肌にもダメージが現れます。また腸内環境の悪化により、ビタミンやミネラルが吸収しづらくなると肌荒れの原因ともなるので注意しましょう。

ニキビは簡単にできてしまいますが、元通りのきれいな肌にするのはとても大変です。ですからなるべくニキビができないような生活を送るようにするよう、生活習慣や食生活を見直してみることをお勧めします。まず生活習慣ですが、不規則な生活を送ったり、夜更かしをすることはニキビの原因となります。

肌が生まれ変わるのは夜11時から2時までの間なので、その時間に眠っていないと肌は再生されません。ですから遅くても0時には就寝するように心がけましょう。適度な睡眠は美しい肌を保つために最も重要なことです。

睡眠不足が続いてしまうとホルモンのバランスが崩れてしまったり、肌のターンオーバーが乱れて角質が厚くなることで毛穴を塞いでしまうので、ニキビができてしまいます。また正しい姿勢でいることも、ニキビ予防と関係があります。

猫背の姿勢でいることは、内臓を圧迫するので内臓を弱めてしまい、内臓が弱ってしまうとニキビや吹き出物ができやすくなります。肌は内臓の鏡なので、肌の調子がいまいちの時は内臓に負担がかかっているのかもしれません。食生活を変化させることでもニキビは予防できます。

ニキビの主な原因は皮脂が過剰に分泌することなので、この皮脂を多く出し過ぎないようにするために、洋食よりも和食中心の食生活にするように心がけましょう。特に油で揚げた物やファーストフード、糖分の多いチョコレートなどのお菓子は控えるようにしましょう。