ニキビの芯
鼻パックをしたときに、黄色っぽいちっちゃなタマゴのようなものがたくさん取れますよね。それがいわゆる「ニキビの芯」。「コメド」と呼ばれることもあります。ニキビの芯は、毛穴に詰まっている皮脂が酸化して固まったもの。
過剰な皮脂分泌、古い角質が原因です。剥がれ落ちるはずだった角質が毛穴に留まり、毛穴を詰まらせてしまいます。そこに分泌された皮脂が混ざり合ってできるのがニキビの芯です。ニキビの芯はいっぱい取れるとなんとなくうれしいですよね。
でも、これは毛穴の老廃物が排泄できていないという証拠でもあります。この状態が続くと、皮脂が大好きなアクネ菌にとって居心地の良い棲み処を作ってしまいます。アクネ菌が住み着くと、ニキビは炎症を起こしてしまいます。ニキビの芯は、初期段階での対処が必要になってきます。基本的にニキビは無理やり潰すといけません。
でもニキビの芯は初期段階なので、早めの自己処置も結果的にいい場合もあります。自己処置といっても、消毒等を怠ると炎症を起こして逆効果になることもあります。不安な人は美容皮膚科などでもニキビの芯を取ってくれるところもあるのでそちらへどうぞ。
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ニキビと吹き出物の違い
年齢を重ねるごとに必ず言われる言葉があります。「それはニキビじゃなくて、吹き出物。」ニキビは若さの証拠、吹き出物とは違うと言われませんか?ニキビと吹き出物の違いって何でしょう?ニキビと吹き出物は発生のメカニズムが違うようです。
ニキビは30歳くらいまでに発生する疾患のこと。原因は黄体ホルモンの異常分泌によるもの。黄体ホルモンは皮脂腺の分泌を促します。この皮脂腺の活発化に、アクネ菌の増殖が加わってできるのがニキビ。黄体ホルモンだけでなく、疲労によるストレスや睡眠不足、便秘、暴飲暴食も皮脂腺を活発にし、ニキビを増やします。
一方、吹き出物は、皮膚の自然治癒力が低下することが主な原因。この自然治癒力の低下に、黄色ブドウ球菌などの化膿菌が繁殖してできるのが吹き出物です。無理なダイエットによる偏食、睡眠不足、喫煙、生理、妊娠、更年期、肝臓疾患、季節の変わり目などなど・・・自然治癒力を低下させる原因はさまざまです。
吹き出物は健康のバロメーター。心身に支障をきたすと出来てしまいます。ニキビも吹き出物も治療方法を間違えると、一生跡が残ってしまいます。侮らずに対処しましょう。
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